生ごみは、宝物。おいしい・たのしい循環で、足もとから世界を変える。
特定非営利活動法人 循環生活研究所

企業情報

事業者名 特定非営利活動法人 循環生活研究所
住所 福岡県福岡市東区三苫4丁目4−27
業種 その他
事業内容 コンポストの普及、ローカルフードサイクリング、人材育成、循環型コミュニティガーデン活動など

博多・天神から車や公共機関で1時間以内と通勤圏内でありながら、外海に面した美しい海岸線が続く、福岡市東区三苫エリア。都市への利便性と自然に近い暮らしの両方が叶うベッドタウンです。

海辺の散歩や釣り、サーフィンを毎日のように楽しんだり、学校活動に海を利用したりと、地域の人々の暮らしの中には、当たり前に海があります。

そんな場所で、“生ごみ”を活用した「半径2km圏内の循環生活(ローカルフードサイクリング)」を提唱・実践しているのが「じゅんなま研」ことNPO法人循環生活研究所です。

ローカルフードサイクリングは、地域の生ごみを「ごみ」ではなく「資源」として捉え直し、堆肥に変えることで、安心して食べられる野菜づくりに活用。できた野菜は、地域で流通・消費する仕組みです。安全で、たのしくて、おいしい。そんな栄養の循環を地域に生み出しています。

生ごみを堆肥にするために欠かせないのが、コンポストという容器。コンポストに生ごみを入れると、微生物の働きで堆肥に変えてくれるのです。

じゅんなま研では、大人も子どもも、誰でも家庭で気軽に扱えるコンポストの開発や指導者育成に長年取り組んでいます。。行政ともタッグを組みながら、コンポストを利用した堆肥づくりや循環生活の講座を日本全国で開催し、たのしい循環生活の種を蒔き続けています。

そんな、じゅんなま研での体験は、自然とともにある持続可能な暮らしや、循環型農業、安心・安全な食生活に関心のある方をはじめ、コンポストでの堆肥づくりや家庭菜園を始めたい方、さらに深めたい方にとっても、学びや発見の多い体験となるでしょう。

今回体験できる内容

この体験では、ローカルフードサイクリングの一環として、じゅんなま研の皆さんが運営する「循環型コミュニティガーデン」の活動に参加していただきます。

現在、福岡県内には事務所所在地である三苫の直営ガーデンの他、博多天神地区の事業者と連携して取り組む小規模ガーデンが複数あり、堆肥・野菜づくりに取り組んでいます。

当日は、畑やプランターの維持管理として土づくりや野菜の育成管理、コンポストの手入れ・回収などの作業を体験。作業を通してローカルフードサイクリングの仕組みについて理解を深めていただけます。

循環型コミュニティガーデンには、じゅんなま研のスタッフのほか、ボランティアで日常的に関わっている地域の方や連携する事業所の方もいらっしゃいます。みんなで一緒に作業をしながら、気軽に会話をする中で、コンポストや循環生活の魅力に触れ、地域の魅力も発見できる機会になるはずです。

ローカルフードサイクリングの活動が高齢者の見守りやコミュニティの活性化に繋がっている地域もあり、人と人のゆるやかな繋がりを生み出す場としての可能性も感じられるでしょう。

体験後は、ボランティアスタッフとして継続的に活動に携わることはもちろん、遠方の場合はNPO法人の会員として活動を支援することも可能です。また、ご縁があれば、菜園の日常管理を担うじゅんなま研のスタッフとして働く道もひらけるかもしれません。

しごと・くらしの特徴

じゅんなま研の活動は約20年前、団体創立者の平さんが父親の病気治療のため食養生に着目したことから始まります。

当時は無農薬野菜が容易には手に入らなかった時代。毎日苦労して無農薬野菜を探していた経験から、「誰もが安心して食べられる野菜がもっと気軽に手に入る世の中にしたい」という思いが募ります。

そんな時に出会ったコンポストに可能性を感じ、普及活動をスタート。半径2km圏内という小さな地域コミュニティの中で資源を循環させることで、足元から世界を変えていく取り組みを始めたのです。今では思いを同じくする人々が日本各地でローカルフードサイクリングの仕組みを広めています。

現理事長の木村真知子さんは、そうした考え方に共感し、活動を共にするようになった一人です。もともと自然が好きで、自然に関わる仕事をしていた木村さんですが、コンポストを始めたきっかけは別にありました。

「コンポストで作った堆肥で育てた野菜が、すごく美味しかったんです。特に会長の波多野が作るニンジンがあまりにも美味しくて、これは自分の家族にも食べさせられる暮らしをしなきゃって思ったのがきっかけでした。環境を守りたいとか、自然が大事だよねっていうのは、私はあまり無理強いはしたくないんです。やっぱりモチベーションになるのは、自分が楽しい、おいしい、おもしろいって感じること。じゅんなま研のキャッチコピーである『たのしい循環生活』が大切なんです。」

木村さんご自身も、微生物の力を生かすコンポストを始めたことで、季節の移り変わりの中で様々な発見をするようになったそう。

コンポストに何を入れたらどんな変化があるのかを知ったり、分解されにくいものに気づいたり、普段食べている野菜がどれだけ手をかけられているのか想像するようになりました。

今では味噌や干し柿を作ってみるなど、以前は面倒に感じて手を出せなかったことも、面倒なことではなく、楽しいことに捉え方が変わったと言います。

そんな沢山の気づきと学びを得られる“たのしい循環生活”を広め、日本の家庭の30%でコンポストの利用を当たり前にし、ひいてはコンポストを日本の文化にすることが、彼女たちの目指す未来。

日々の暮らしがもっと楽しくなり、食の安全や環境問題にも明るい未来が見えてくる。じゅんなま研での体験は、そんなきっかけになりそうです。

スケジュール

※木曜日を絡めた日程での体験がおすすめです。

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「じゅんなま研」の活動の説明
3.循環型コミュニティガーデンのお手伝い
 ・各ガーデンでの活動説明
 ・畑やプランターの維持管理(野菜の手入れ、土づくり)
 ・コンポストで堆肥づくり
 ・ボランティアスタッフとの交流
※実際の仕事状況によって変更があります。
※三苫は毎週木曜、博多天神は毎週月曜日と月2回金曜に実施
(祝日の場合は変更有)

2日目(10:00~17:00)
1.循環型コミュニティガーデンのお手伝い
 ・各ガーデンでの活動説明
 ・畑やプランターの維持管理(野菜の手入れ、土づくり)
 ・コンポストで堆肥づくり
 ・ボランティアスタッフとの交流
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

補足事項

最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設
集合場所:循環生活研究所|福岡県福岡市東区三苫4丁目4−27

体験経費

参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担

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