事業者名 | 本屋くるり |
住所 | 福岡県那珂川市不入道264-4 |
業種 | その他 |
事業内容 | 書籍の販売、古本の買取・販売 |
福岡県那珂川市は、福岡市中心部から車で40分ほどのベッドタウン。都会へのアクセスも良好でありながら自然豊かで、子育て世代にも人気が高いエリアです。
「本屋のあるまちにしたい」という想いから、那珂川市南畑地区の自宅一室に小さな本屋さん”本屋くるり”をオープンした、藤野千尋さん。
長崎県出身の藤野さんは、大学進学で関東へ引っ越し、東京で就職。いつかは九州に戻ろうと考えていたそうですが、コロナ禍で友人との集まりがオンライン中心になり「オンラインで繋がれるなら、どこに住んでいてもいいのかも」と考え、那珂川市で募集していた地域おこし協力隊に応募し、移住したそう。
南畑地区の住み心地の良さを感じた藤野さんは、3年の任期を終えたあともこの土地に住み続けることを決めたといいます。
「地域貢献がしたいと考えていました。当時、那珂川市には本屋がなかったので、じゃあ本屋さんになろうと思って。幅広い層に来てもらえるようなお店にしたいです」
本屋のなかったまちにできた”本屋くるり”。自宅の古民家の一室ということもあり、どこか懐かしくあたたかい雰囲気の中で、訪れた人と本の出会いを繋いでいます。
本屋くるりでは、新刊はもちろん、持ち込みされた古本の販売も行っています。藤野さんの他の仕事の兼ね合いもあり、不定期で営業しています。
来客組数はそれほど多くないものの、ゆっくり本を選びながら過ごせるので滞在時間は長めだそう。そこでの接客や本の整理、SNSや情報発信などのプロモーション活動など、タイミングによって体験できることが異なります。
「余白の時間も多いので、その時その時でできることをやってもらえたら。本を読んでPOPを書いてもらったり、時間があれば周辺を観光してもらっても大丈夫です」
現在の客層は子供連れの親世代が多く、ニーズに合わせて取り扱う書籍は絵本が3〜4割。残りはオールジャンルで揃えているそう。依頼があれば取り寄せ対応も行っています。
「移住したい」「本が好き」「人と関わることが好き」という人はもちろん、自分でお店を持ったり、何かやりたいことがある人には学びの多い体験になるでしょう。
住んでいた東京から那珂川市への移住を経験した藤野さん。思い切った行動のように見えますが、実際に移住してみてのギャップはあったのでしょうか。
「南畑地区は田舎ですが、ほどよい距離感もあるように感じていて。来る人拒まず去る人追わずな感じなので、移住者のことも歓迎してくれる人が多い印象があります。行事などを通して地域の一員として迎えてもらえるので、移住後の寂しさも特に感じなかったですね」
那珂川市の中心は住宅街ですが、南畑地区は緑が多く自然豊かな地区。地域の運動会や草刈り、清掃などの行事もあるそう。地域の人たちとの繋がりも感じられるのが南畑地区の良さだといいます。
「地域の人たちが気軽に集まれる場所をつくりたい」と話す藤野さん。地域と繋がり、温かい交流の輪を広げていく未来の”本屋くるり”が見えるようでした。
知らない土地に移住することは勇気のいることかもしれません。しかし、一歩踏み出す”体験”をすることで、今の場所からは見えない暮らしを肌で感じられるはずです。固定観念に縛られず、自分の「やってみたい」を見つける体験にしてきてください。
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.お仕事の説明
3.仕事のお手伝い(接客、本の整理、SNS記事作成、POP作成など)
※状況によって作業が変わります。
2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い(接客、本の整理、SNS記事作成、POP作成など)
※状況によって作業が変わります。
3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い(接客、本の整理、SNS記事作成、POP作成など)
※状況によって作業が変わります。
2.体験の感想、質疑応答
最少催行人数:1名
宿泊場所 :
集合場所:福岡県那珂川市不入道264-4
参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担
本屋のポップを書かせてもらったり、お客さんなどとお話しすることができて、
本屋を営むことや那珂川市に対する関心がすごく高まった。(女性/岐阜県)
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私の都合に合わせて一泊二日に対応してくださり本当にありがとうございました。
短い期間でしたが、藤野さんのみならず、地域おこし協力隊の方や、また彼らがよく関わっている地域の方ともお会いすることができ、とても実りある時間になりました。
なによりも、那珂川の魅力をよく知ることができ、くるりさんはもちろん、那珂川自体にもまた来たい、小学校教員として働きたいと思えました。
お仕事体験という内容としてみたときに、くるりさんにとって利益となることをできたとは思えませんが、ゆったりと流れる時間を提供してくださったことにより、地域について考えることができたことに心から感謝しています。(女性/北海道)
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本のPOP作成をさせていただきながら、店主の方や地域の方のお話を伺うことができました。
豊かな自然の中で、職業体験を超えて生活の一部を体験させていただいたように感じられました。
活き活きと活動されている皆様に出会い、自分の中の価値観や視野が広がり、行動する意欲をいただきました。(女性/岡山県)
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