事業者名 | Little Okawood(リトルオカウッド) |
住所 | 福岡県大川市榎津841-2 |
業種 | その他 |
事業内容 | コワーキングスペース、ゲストハウスの運営 |
福岡県南部から佐賀県東部に広がる筑紫平野の中心に位置する大川市。ここは、16世紀半ばから始まった木工業が有名です。大川市で作られる家具は「大川家具」と言われ、全国的に有名。家具の生産高日本一を誇ります。
そんな家具のまち大川市に、初めてコワーキングスペースとして誕生したのが「Little Okawood(リトルオカウッド)」です。Little Okawoodは、3階建ての1戸建て。1階がコワーキングスペース、3階がゲストハウスになっています。ゲストハウスの利用者は、2階にあるキッチンやリビング、お風呂などを自由に使うことができます。
Little Okawoodを運営する株式会社OKAWOODの代表、完山京洪(かんやまけいひろ)さんは、東京からの移住者。東京にいた際には、シェアハウスで暮らしており、その時の経験から、ゲストハウスを立ち上げたいと思ったそう。
「東京のシェアハウスでは、外国人も含めて9人位で住んでいたんですけど、それがすごく楽しくて。それで、人が交流する場所を作りたいなって思ったんです」
コワーキングスペースは、大川市にないものだったことから、ゲストハウスと併せて運営することになりました。Little Okawoodの近辺にある大学に通う学生の勉強場所、フリーランスの活動拠点、シェアオフィスとして利用されています。
Little Okawoodに使われている家具は、全て大川市でつくられたものだと、完山さんは話します。
「大川の材木会社の社長さんたちにお願いして、木材をいっぱいもらったり。井草のカウンターチェアの製作をお願いしたり。建具職人さんに窓枠を作ってもらい、ガラス職人さんにガラス製作を依頼して。ここにあるものは全て大川製です」
家具で有名な大川市でコワーキングスペースとゲストハウスを運営しているLittle Okawood。地域との関わり方や家具やインテリアについてなど、様々な情報を得られそうです。
今回のくらしごと体験では、Little Okawoodの仕事を一部体験できます。コワーキングスペースやゲストハウスの管理、チェックインなどのお客様対応など。宿泊予約の状況等によって体験内容が変更になる場合がありますが、初めての方でも十分こなせるプログラムです。
また、まち歩きをし、皆さんなりの視点でまちの魅力を見つけてもらいます。その後、SNSでLittle Okawoodや大川市の情報を発信。まちの詳細を把握し、将来の移住の検討材料にすることもできるでしょう。
完山さんは、今回の体験に来てほしい方(希望する体験者像)についてこう話します。
「僕の仕事に興味がある方よりも、大川への移住を視野に入れて、いろんな仕事を見て、知りたいと思っている方に来てもらえるといいですね」
希望があれば、完山さんのお知り合いを紹介することも可能です。家具やインテリア、建築関係、また、飲食店などを経営されている方など、多くの方と出会うこともできそうです。
「時間が許すのであれば、近隣の人たちを紹介しますよ。僕が移住を検討されている方にできる一番のことだと思うんです。家具やインテリアの職人さんが本当にたくさんいらっしゃるので、仕事としてデザインや製作をやりたい方がベストだと思いますが、興味がある方でも構いません」と完山さんは言います。
今回の体験を通じて、大川市を歩き、まちの魅力を知りましょう。また、完山さんのお知り合いやLittle Okawoodへ来るお客様など、多くの方々と交流をすることで、まちだけでなく、地域の人々のことも知ることができます。移住地を探している方にとって、またとない体験になるでしょう。
完山さんは、元々、東京で映画監督として活動していました。自身が監督を務めた映画の撮影ため、大川市に滞在。滞在中、地域の方々の温かさにすっかり魅了され、17年住んだ東京から大川市へ移住しました。
その後、大川市の地域おこし協力隊として活動。これまでの経験を活かした大川市のPR動画制作や、イベントの企画・運営など、まちが盛り上がるような活動を経験してきました。
地域おこし協力隊として活動する中で、完山さんは大川市の課題に気付きます。市内にシェアオフィスやコワーキングスペースといった滞在場所がないこと。充電スポットや、Wi-Fiが入る場所がほとんどないこと。
地域おこし協力隊の任期は最大3年。残りの任期が約1年になった際に、Little Okawoodの立ち上げを計画します。地域おこし協力隊の活動について知らない市民も多い。そこで、定住に向けた地域おこし協力隊としての活動を可視化。市民の方々にも活動の一部始終を見てもらいたい、という思いを込めて、Little Okawoodはスタートしました。
Liittle Okawoodをベースに様々な取り組みに力を入れる完山さんが、活動を続ける上で強く意識しているのは、なんと言っても「県外や市外から多くの人々を大川市へ呼び込む」こと。
「大川の関係人口を増やして、大川を盛り上げたいというのが一番ですね。その手段として、コワーキングの運営をしたり、撮影のロケ誘致をしたり。そんな活動をしています」
映画監督や大川市の地域おこし協力隊の活動、Little Okawoodの立ち上げといった、多くの経験をされて来た完山さん。東京からの移住者としてのリアルや、まちを盛り上げるためのヒント、チャレンジする原動力などを知ることができそうです。完山さんのもとでの体験で、移住や地域、仕事についてなど多くのことを学びましょう!
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「Little Okawood」の仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・ゲストの対応やご案内
※実際の仕事状況によって変更があります。
2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・ハウスキーピング
・ゲストの対応やご案内
2.大川のまち歩き
・周辺散策
・SNSでの情報発信
※実際の仕事状況によって変更があります。
3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・ハウスキーピング
・ゲストの対応やご案内
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。
最少催行人数:1名
宿泊場所 :Little OKAWOOD
集合場所:Little OKAWOOD|福岡県大川市榎津841-2
参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担