オリジナル商品も販売、3代目海苔漁師
アリアケスイサン

企業情報

事業者名 アリアケスイサン
住所 福岡県大川市小保961-1
業種 農林水産業
事業内容 海苔養殖、オリジナル商品の販売

福岡県の南西部、九州最大の河川である筑後川が有明海に流れ込む場所に面する大川市。この有明海で海苔養殖業を営んでいるのは、アリアケスイサンの古賀哲也さん。祖父の代から続く海苔漁師です。

「正直、始めたころは海の仕事はあまり好きではなくて。でも、手の掛け方で海苔の育ちがまったく違うことを実感して、次第に面白くなっていきました。自社で海苔の販売をはじめたことで、直接お客さんと繋がることができたのもやりがいに繋がっていますね」

アリアケスイサンで販売しているオリジナルの海苔は、海苔網から最初に摘み取られた一番摘みの海苔だけを使用しています。摘んだ姿そのままの乾燥海苔”紫彩”と、香ばしい焼き海苔”藻紙”は、テレビなどのメディアでも紹介された逸品。

古賀さんは、有明の海苔養殖を地域の産業として残したいという思いから、SNSを使った情報発信やワークショップの開催など、さまざまな活動にも取り組んでいます。

今回体験できる内容

海苔養殖の仕事は、時期やタイミング、天気などに左右されます。船に乗って海で行う作業がメインですが、悪天候の場合は出航できなかったり、雨天時は行わない作業もあります。

船酔いしやすい体質だと海での作業は難しいかもしれませんが、海苔の収穫時期には陸上での作業もあります。11月下旬〜12月下旬、2月下旬〜3月末頃までの期間は、工場内でばら干し海苔の乾燥作業があるため、あまり船に乗ったことがない、船酔いが心配という人でも問題ありません。

また、アリアケスイサンで働いている従業員の方は、東京から移住された方だそう。実際に移住し海の仕事に就いている先輩にもお話を聞けるチャンスです。

「海で仕事がしてみたい」「海苔が好き」「自然が多い場所に移住したい」など、動機はなんでもOK!大川市へのプチ滞在×自然相手の仕事、一度に体験してきてください。

海苔養殖は海の農業。自然と共存する仕事と暮らし

古賀さんはSNSでの発信を始めてから、海の仕事に興味を持っている人が意外と多いことを知ったそう。

海苔養殖の仕事は一般の方が簡単に参入できる業界ではないものの、一次産業が抱える後継者問題や担い手不足という課題があります。美味しい海苔を生産することで、海の仕事や大川市のことを知ってもらい、地域に貢献していきたいと話します。

「他の地域から体験に来てくれると、僕らも色々な話が聞けて刺激をもらえます。今すぐの移住が難しくても、大川市のことや海の仕事を知ってもらって、体験の感想を発信してもらえたらそれだけでも嬉しいです」

海の栄養がなくなると海苔が栄養失調で黄色っぽくなり、ひどいものは生産できない品質になってしまうそう。

その原因となるプランクトンが増えすぎないように、プランクトンを餌とするアサリなどの二枚貝が育ちやすい環境を作るのも、海苔漁師の重要な仕事のひとつです。海で暮らす生き物たちと共存しながら、よりよい海苔を育てるための試行錯誤は続きます。

海苔は日本の食卓には欠かせない食品ですが、どのように作られているのか知らない人は多いのではないでしょうか。海苔漁師の仕事は、”獲る”より”育てる”、”収穫”という言葉がぴったりの、海の農業。有明海をフィールドに活躍する古賀さんのもとで、海の仕事・海苔漁師の体験をしてみませんか?

スケジュール

1日目(13:00~17:00)
 1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
 2.お仕事の説明
 ・アリアケスイサンについて
 3.仕事のお手伝い
 ・海苔の種付け・網の張り込み、収穫等
 ・工場内で海苔の加工(製造)や袋詰め
  ※時期・状況によって作業が変わります。

2日目(9:00~17:00)
 1.仕事のお手伝い
 ・海苔の種付け・網の張り込み、収穫
 ・工場内で海苔の加工(製造)や袋詰め
  ※時期・状況によって作業が変わります。

3日目(9:00~15:00)
 1.仕事のお手伝い
 ・海苔の種付け・網の張り込み、収穫
 ・工場内で海苔の加工(製造)や袋詰め
  ※時期・状況によって作業が変わります。
 2.体験の感想、質疑応答

補足事項

最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設
集合場所:アリアケスイサン(福岡県大川市小保961-1)

体験経費

参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担

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