帰郷からの挑戦。クラフトビールで繋がる柳川の風景
ブルワリー柳河

企業情報

事業者名 ブルワリー柳河
住所 福岡県柳川市沖端町7-3
業種 酒類製造業、飲食業
事業内容 クラフトビールの製造・販売、パブ運営

市内に張り巡らされた水路“堀割”がゆったりとした時間の流れを演出する柳川市。情緒あるその風景の中に、古民家を改装した素敵な佇まいのクラフトビール醸造所があります。「ブルワリー柳河」です。

Uターンで地元・柳川に戻り、こだわりのビールを製造しているのは、オーナーの黒田信久さん。農学部出身で製薬を中心にバイオテクノロジー分野で長く仕事をしてきた黒田さんは、仕事柄海外出張が多く、様々な国のビールやワインを味わってきました。

「自分がやりたいことをやるのが一番」と語る黒田さんは、ビール製造の経験があったわけではありません。お酒が好きだったこと、自身の技術的な背景や経験を活かせること、地元に貢献できることを念頭に考えた結果です。

帰郷後に、酒蔵で日本酒作りを学び、杜氏として活動していた黒田さんは、柳川にまだクラフトビールがないことに着目。全国各地のブルワリーを視察し、日本酒製造で身につけた発酵の知識も活かして、柳川初のクラフトビール“柳河エール”を開発しました。

「いいお酒は、飲んでいて楽しい。それを提供して皆さんに喜んでもらえればさらに嬉しい」と黒田さん。黒田さんとクラフトビール作りを経験し、その喜びを一緒に味わってみませんか?

今回体験できる内容

一般的なビールのイメージで“柳河エール”を味わうと少しびっくりするかもしれません。泡の量が少なく、適温も6〜10℃と高めの設定だからです。喉越しの良さをあえて抑えて、ゆっくりと味わう“柳河エール”は、まさに柳川の風情そのもの。どんこ舟がのんびりと進む“堀割”のような優雅なクラフトビールです。

「日本酒やワインのように、食事とのペアリングを楽しみながら味わってほしい」と黒田さん。クラフトビールというより日本酒に近いビールを目指しているんだそう。

「ブルワリー柳河」では現在、淡白な味の料理に合わせやすい「Wheat Ale」、肉料理などの濃厚な料理を引き立てる「Amber Ale」、前菜など軽めの食事と好相性の「Pale Ale」、濃い味の料理やスイーツとも一緒に楽しめる「Stout」の4種類のクラフトビールを提供しています。

原料の麦芽は、焙煎の度合いなどが異なる7種類を使用し、独自のブレンドでオリジナルな“柳河エール”に仕上げています。配合によって様々な味わいを醸成する面白さをぜひ体感してください。

さらに、週末には地元の食材をふんだんに使ったおつまみと一緒に“柳河エール”を楽しめるパブの営業も行っています。お料理を担当するのは、東京からIターンで移り住んできた地域おこし協力隊員の女性です。

“柳河エール”が黒田さんの多様な経験を紡いで、独自の味わいを作るように、人との繋がりが、新しいアイデアや業態を生み出しています。パブの営業をお手伝いしながら、地元の方々とも交流し、柳川の日常を感じましょう。

しごと・暮らしの特徴

商社や化学メーカーに勤務していた黒田さんは、欧米の製薬メーカーに対し自社の技術を紹介し、新しいニーズを見つけて新商品を開発する仕事に従事してきました。

海外向けマーケティングの経験は、日本酒作りを始めるきっかけにもなっています。「特に日本酒は、その地元の伝統があり、海外市場に販路を広げていくポテンシャルがある」と感じていたからです。

柳川に戻ってきたのは、「自分のできることを活かして、地元の賑わいにも貢献できることをしたい」と考えていたためで、最終的に行き着いたのがクラフトビールでした。

酒税法の改正により、日本でも小規模醸造所によるクラフトビールが多く作られ各地で人気を博していますが、その一方で「酒造免許取得のハードルが高く、やりたくてもできない人は多い」と黒田さん。だからこそ開業する価値があるのです。

黒田さんは、日本酒作りで得た知識や人脈にも助けられ免許を一発取得。さらに「ブルワリー柳河」の独自の取り組みは柳川市からも評価され、財政的な支援も獲得しました。

マーケティング思考で、やりたいことを実現する黒田さん。黒田さんからクラフトビールのことだけでなく、どんな経験も自分の糧にし、「やりたいこと」を実現する方法も学びましょう。

スケジュール

※水・木・金曜日開催となります。
1日目(水曜日13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「ブルワリー柳河」の仕事の説明
・工場内の見学
・柳河エールの特徴を学ぶ
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(木曜日9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・工場内での醸造体験
(仕込み、瓶詰め等)
・工場設備の洗浄など
2.体験のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(金曜日9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・パブの開店準備
・パブでの接客、配膳
2.テイスティング体験
※実際の仕事状況によって変更があります。

補足事項

最少催行人数:1名
宿 泊 場 所 :ゲストハウスほりわり

体験経費

参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担

お客様の声

体験に参加し、実際の仕事や暮らしを経験でき、とても勉強になりました。
本当にありがとうございました。(男性/北海道)

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