事業者名 | ナチュレッシュ・ファーム・ジェイピー |
住所 | 福岡県宗像市 |
業種 | 農林水産業 |
事業内容 | いちごの栽培・販売 |
福岡市と北九州市の間に位置し、通勤通学にも便利な宗像市。街へのアクセスのよさが魅力でありつつ、海と山がすぐそばにあり、自然にも恵まれたまちです。
「ナチュレッシュ・ファーム・ジェイピー」は、そんな宗像市にあるいちご農園です。ここでは、あまおうや桃薫、さちのか、よつぼしという4種類のいちごを大切に育てています。竹酢や酵素、アロマを使い、農薬を普通の半分に抑えるなど、自然に優しいいちごを栽培しています。
今年で7年目を迎えたナチュレッシュ・ファーム・ジェイピー。責任者を務める佐藤圭祐さんは、未経験からの挑戦を経て「今では自信を持っていちごを作れるようになってきた」と話します。
この自信作のいちごは、ふるさと納税の返礼品やケーキ屋さんの商品としても、使われるほど販路を広げています。自然豊かな宗像市で、佐藤さんと一緒に、いちごとじっくり向き合い、収穫や出荷の仕事を体験してみませんか。
今回の体験では、いちごの収穫からパック詰め、配達に至るまでの作業を体験していただけます。通常はそれぞれ専門の担当がいますが、今回は佐藤さんと共に、いちご栽培の始まりから出荷のプロセスまで、様々なステップを体験することができます。
いちごは、1年以上かけて育てる繊細な作物です。栽培の各段階で熟練の技が必要とされるため、非常に手間がかかります。
例えば、「パック詰め」は、見た目にも美しく、かつ素早く行う技術が必要です。これができるようになるまでには、3年から5年の経験が要ることもあるそうです。この体験を通じて、その高い技術を直接体感してみてください。
さらに、もし宗像市の玄海旅館にご宿泊の場合は、いちごを使用したデザートを楽しむことができるかもしれません。
この旅館では、佐藤さんが作られたいちごを使っているため、いちごがお客様の元へ届けられる過程を目の当たりにできる、絶好の機会です。
佐藤さんは、もともと愛知県で生活をしていましたが、2011年の東日本大震災をきっかけに、自然災害の少ない安全な場所を求めて宗像市に移住します。
宗像市は、佐藤さんの親族が関わる「ナチュレッシュ・ファーム・ジェイピー」の親会社がある土地だったことから、いちご事業を始めるタイミングで、佐藤さんに声がかかりました。
以前は喫茶店の経営や、ハンバーグソースの製造・販売をされていた佐藤さん。材料の栽培への関心もあり、その縁でいちご農家としての新たな一歩を踏み出しました。
7年目を迎え、飲食業界での経験を活かしてクラフトコーラの製造や食事に使えるいちごジャムの製造にも挑戦しています。
また、佐藤さんから移住に関心がある人にこんなアドバイスをくれました。
「移住を考えている地域があるなら、まずは旅行で何度か訪れてみるのが良いと思います。その地域の現状や自分の生活がどのように変わるかをイメージすることが大切です。都市部から山間部への移住を考えている場合は、すぐに移住するのではなく、自分が以前住んでいた環境に近い場所から始めてみると良いと思います。」
今までの経験を活かし、いちご栽培に取り組んでいる佐藤さんの元での体験は、いちご作りだけではなく、移住に興味を持つ方にとっても貴重な学びとなり、新しい生活の可能性を広げるきっかけになるでしょう。
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「ナチュレッシュ・ファーム・ジェイピー」の仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・収穫
・パック詰め
・配達
※実際の仕事状況によって変更があります。
2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・収穫
・パック詰め
・配達
※実際の仕事状況によって変更があります。
3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・収穫
・パック詰め
・配達
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。
最少催行人数:1名
宿泊場所 :玄海旅館または近隣宿泊施設
参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担
農業や移住の難しさや苦悩を聞けたのは勉強になり、直接地元や働いている方と交流できるのは、とても良い機会になりました。
本当にここの体験先を選んで良かったと思える、濃い3日間となりました。
本当にありがとうございました。(女性/愛知県)