事業者名 | ユキ不動産 |
住所 | 福岡県豊前市松江948−1 |
業種 | その他 |
事業内容 | マンションの賃貸 家具付き物件の賃貸と販売 建築用地の販売 住み替えサポート 新築物件の売買 土地のリースと販売 不動産賃貸 不動産売買 |
ユキ不動産がある「豊前市」は福岡県の東端に位置し、市北側には鱧やカニなど海産資源豊かな周防灘、市南側にはかつて修験道が栄えた求菩提山と、春にはシャクナゲが咲き誇る森が広がる犬ヶ岳がひかえる自然豊かな場所です。
また春には祇園祭、秋には市内中の神社に奉納される神楽を地域の人たちが心待ちにしている、身近に豊かな歴史が残る町です。
一番身近な100万人都市「北九州市」には特急で30分弱、最寄りの北九州空港には高速道路利用で40分というアクセスの良さも魅力です。
「結婚を機に、北九州市から夫の住まいがある豊前市に引っ越しました。結婚しても5年間北九州市の学校で働き続けましたが、このたび教職をやめて、起業しました。」
新卒後10年間続けた教職をやめて異業種で起業することは、大きな決断だったのではないでしょうか。
「私は北九州市生まれで北九州市育ち、夫は豊前市生まれで豊前市育ち。
知り合いが豊前にいなくても、夫が家族・親戚はもとより、お友達や一緒に会社で働く人たちなど、あらゆる人達に会わせてくれました。
そうやって豊前の人たちと自然に知り合うことができていましたので、ここで起業することに不安はありませんでした。」
筒井さんは現在、起業の挨拶まわりから始められ、着実に取り扱い物件や内見の問合せ数を増やしています。
「飛び込み営業もしています。大変そう?いえ、『必ずうまくいく』というイメージを持っているので、苦ではありません」
豊前市は筒井さんのように、女性の移住者や、移住者による起業が多いと聞きます。
よそから来る人たちが起業しやすい理由とは何でしょうか。
ユキ不動産の仕事を通して、その「何か」を実感できるかもしれません。
ユキ不動産は、個人や事業者の方から売買物件や賃貸物件を託され、家を必要とする方とのマッチングをする「仲介業」を営んでいます。
ゼロから事業をスタートさせた筒井さんは、まずは物件の託し先を探している家主さんや、家を探している人と出会うために、積極的に地域の人たちと交流しています。
家主さんに託された物件と、ご自身の活動を伝えるために、Web(SNS・ホームページ)による情報発信も行っています。
発信を行うにあたって大切にしている点は「強みも弱みもありのまま伝えること」と、筒井さんが話してくれました。
「例えばですが、家主さんにとってあまり自信が無い古い家でも、今の時代では珍しいデザインが逆に『可愛い!』と若い人たちが感じるような魅力を持っていることはよくあります。
もちろん不便なところがあれば、きちんとお伝えします。
そのうえでお客様に選んでいただけたら、ミスマッチが防げて、家主さんも、お客様も、家もみんな嬉しいんじゃないかと思うんです」
筒井さんは活動していくには情報発信が重要と、起業してすぐに市内にあるホームページ作成教室で、ホームページの作り方やSNSの使い方の基本を学んだ後、すぐ実践していきました。
特に言葉だけでは伝わりにくい、建物や土地の魅力を伝えるために動画での発信に力を入れています。
未経験からの起業でありながら、着実に歩みを進めている筒井さんにリアルな起業方法や情報発信について教わることができます。
筒井さんは、起業前は学校の家庭科の先生でした。職場があった北九州市への通勤は高速道路を使い、往復2時間。途中で非常勤講師に切り替えて、ご主人が営む建設会社の営業事務も手伝い始めました。
「豊前で暮らし、豊前の人たちと関わった5年間、短い時間であっても満ち足りるような安らぎある時間を過ごせたおかげで、長距離通勤で慌ただしい日々にも耐えられたんだと思います。そんな時間を、もっと増やしたくなりました」と筒井さん。
たとえばご主人の会社で働く職人さん達と年齢関係なく冗談を言い合い、お腹の底から笑いながら、ご飯とお酒を心ゆくまで楽しむ宴会。
近所のおばあちゃんとお互いのおうちの庭に行き来しながら、苗や切り花、花からとれた種の交換をしながらのおしゃべり。
近くの温泉や豊前の美味しい山海の幸を味わい過ごす、パートナーとのんびりとした休日。
これからも暮らし働くなかで「大切にしたいこと」とは何か、そのためにはどうしたらよいか。ご夫婦で話し合い、北九州市での教師の仕事をやめ、豊前市で起業しようと決断しました。
「夫の建設業ともリンクしますし、未経験からの独立も不可能ではない業種と聞きましたので不動産業にしました」
筒井さんは、これからは自分自身でも人とのつながりを広げていきたいと、地域の様々な催しにも積極的に参加しています。
豊前観光まちづくり協会・地域おこし協力隊のようなまちづくりの関係者、それに農泊を運営する組織「グリーンツーリズム研究会」とも関わりを持ち、情報交換をしています。
「豊前のことをもっと知って、さらに色々な人に伝えていくつもりです。都会では難しい、のびのびした体験をしてもらえるよう、北九州の子どもたちと豊前の接点にもなりたいです」
移住した豊前市で新たな挑戦を始めた筒井さんと共に町を歩けば、一人で訪れるだけでは難しいような、多くの人たちと心が通う交流が体験できるはずです。「今の働き方や暮らし方がしっくりしていない方がいたら、気軽に来てほしい!」と話す筒井さん。
筒井さんと豊前市で過ごせば、普段の暮らしでは気付けない何かを見つけられるかもしれない、そんな予感がしませんか。
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「ユキ不動産」の仕事の説明
※実際の仕事状況によって変更があります。
2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・市役所への書類提出業務
・物件紹介動画の撮影・作成
・SNSでの情報発信
・お客様へのご挨拶まわり
2.豊前の町を知る
・移住者との交流
・周辺散策
※実際の仕事状況によって変更があります。
3日目(9:00~12:00)
1.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。
最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設
集合場所:ユキ不動産|福岡県豊前市松江948−1
参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担