みんながふらっと立ち寄れる「まちの憩いの場」
古民家図書館TSUDURI

企業情報

事業者名 古民家図書館TSUDURI
住所 福岡県豊前市吉木1050-2
業種 その他
事業内容 古民家図書館の運営、Webコンテンツの企画・制作、SNS運用支援、HP制作・作成支援、ライティング業務など

福岡県の東端、大分県との県境に位置する豊前市。市内の南に位置する求菩提山(くぼてさん)は、修験者の修行と暮らしの跡が山中に数多く残る山として国指定史跡に認定されています。大分県中津市との県境にある犬ヶ岳は、天然記念物「ツクシシャクナゲ」の自生地。

そんな歴史と自然の豊かさを感じられる豊前市に2024年4月、市役所の近くにオープンしたのが「古民家図書館TSUDURI(つづり)」です。オーナーの茅原(かやはら)亜矢子さんは、個人事業主として小規模事業者向けにHP制作・作成支援や、Webメディアの原稿制作・写真撮影などを行っています。
多方面で活躍している中で、茅原さんが2021年から約2年間住んでいた古民家を図書館としてオープンすることに。

なぜ図書館を立ち上げたのでしょう?
「日常の余白みたいなところになればいいなっていうのがあって。はっきりとした目的がなくてもふらっと立ち寄れるような場所にしたら、地域の色んな人たちがゆるっと繋がれて面白いなって思ったんです」と茅原さんは話します。

図書館でゆっくりと本を読んだり、仕事をしたり、みんなでコーヒーを飲みながら話したり。TSUDURIは地元の方々が気軽に立ち寄り、集える場所になっています。時には、将来的に古民家を改装し開業をしたいと思われている方が遠方から来ることも。

茅原さんによる今回の体験プログラムでは、古民家の活用方法や人が集う場所づくりについて知ることができます。また、HP制作やライターといった仕事についてなど、様々なお話をおうかがいできる機会になるでしょう。

今回体験できる内容

茅原さんは、北九州市からの移住者。子育ての環境を考え、2021年4月に豊前市にやってきました。実は、豊前市役所へ移住相談したのは、前月の3月だったそう。

「最初は移住体験をして、そこから徐々に移住できればとは思ってました。でも、一番下の子が小学校1年生に上がるタイミングだったんです。相談した市役所の人たちが『移住をするなら、1年生からのほうがいいですよね。我々はもう受け入れられます』と言ってくださったので」

相談後、とんとん拍子で移住することになった茅原さん。豊前市役所の方が、茅原さんの事業内容を知っていたことから、移住後にローカルメディアのライター業務を紹介してもらえたそう。

「私が出会った豊前市役所の方はめちゃめちゃアットホームで、本当に親切でした」

現在、茅原さんは豊前市で古民家図書館TSUDURIの運営と併せ、Webメディアのフォトライターとしても活動しています。

今回のくらしごと体験では、古民家図書館TSUDURIと茅原さんの仕事を一部体験できます。

TSUDURIは毎週水曜日オープン。1日目は茅原さんが行う業務や古民家図書館TSUDURIについての説明を聞き、豊前市の紹介をしていただきます。2日目は、TSUDURIにて仕事のお手伝いと、地域の方々との交流を予定。希望があれば、観光まちづくり協会や豊前市役所の方々を紹介することも可能です。

3日目はWebメディアの取材に参加します。茅原さんの助手として取材に同席しながら、メディアに掲載する写真撮影のお手伝いもします。希望があれば、豊前市のサイクリングツアー(別途料金が発生)の体験をすることも可能です。

どのような人がこの体験にマッチしているのでしょう? 茅原さんに聞いてみました。

「ここでの仕事を体験して業務の仕組みを知りたい人はもちろんですけど、仕事の内容に限らず、これから移住したいっていう方なら参考になるかもしれませんね。移住の入門編としていいんじゃないのかな」

TSUDURIでの体験を通じて、豊前市の様々な方に出会えるだけでなく、移住や働き方など多くのヒントを得られる時間になるはずです!

しごと・くらしの特徴

これまで大阪、広島、北九州、そして、豊前市へと居住地を移してきた茅原さん。その中で、豊前市を「古きよき安全性が残るまち」と表現します。

「朝の通勤時間、子供を学校まで送って帰っていたら、犬を散歩させていたおばあちゃんがリードを離してしまって、犬がパニックで道路を走り回ったんです。そうしたら、多くの人が道路端に車を停めて、怒るどころか犬を捕まえようとしたんですよ。『大丈夫だよ』『向こう行った』ってみんなで声を掛け合って、なんとか確保ができて。『よかったね!』っておばあちゃんに返してあげてました。それがすごい豊前っぽいなと思いましたね」

豊前市に移住をしてきてから、ご近所で野菜をお裾分けしあうことは日常の光景。茅原さんは、日々、そんな人の温かさを感じています。

今後の展望について、茅原さんは移住者としての視点からこう話します。

「古民家図書館という存在に、地域を活性化させるコミュニティマネージャーのような役割を持たせられないかなっていうのを考えてます。この古民家図書館があれば、例えば、私でなくても、ボランティアで来たおじいちゃんたちが店番をすることで、まちの人や旅人がやってきてくれる。公民館図書室としてオープンさせることもできるかもと思っています」

移住者だからこそ気付くことができるまちの良さがあります。今回の体験では、豊前市の人の温かさに触れながら、まちの魅力を知ることが可能。一方で、どのような仕組みがあるとより良いまちになりそうか?そんな視点を持って、まちの魅力の発信方法やコミュニティ形成を考えられる機会にもなりそうです。

スケジュール

※「古民家図書館TSUDURI」は毎週水曜日オープンのため、火曜日〜木曜日での体験受け入れをしています。

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.仕事の説明
 ・「古民家図書館TSUDURI」について
 ・茅原さんの業務について
3.豊前市の紹介
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.「古民家図書館TSUDURI」仕事のお手伝い
 ・店番対応、草むしりなど
 ・地域住民やゲストとの交流
 (希望があれば、観光まちづくり協会や豊前市役所の方々を紹介することが可能です。)
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・Webメディア等の取材同行
 (ご希望の場合、サイクリング体験も可能です ※別途料金が発生します)
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

補足事項

最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設
集合場所:古民家図書館TSUDURI|福岡県豊前市吉木1050-2

体験経費

参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担

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