事業者名 | 碧海丸水産 |
住所 | 福岡県豊前市宇島76-31 |
業種 | 農林水産業 |
事業内容 | 牡蠣の養殖・販売、かご漁、さし網漁 |
福岡県の北東部に位置する豊前市。周防灘に面した美しい海岸と、南側には求菩提山や犬ヶ岳などの山々がそびえたつ、自然に囲まれたまちです。
豊前市の特産品である豊前海一粒かきを養殖・販売している碧海丸水産の今智彦さんは、2016年に豊前市で地域おこし協力隊として牡蠣事業担当に着任。3年の任期を経て移住を決め、碧海丸水産を立ち上げました。
寒くなる季節は牡蠣の養殖・販売がメインで、夏場は舌平目やカニの漁を行っています。漁港そばにある観光スポット”うみてらす豊前”の直売所にも出荷されているそう。
今さんは漁師になって5年目。地域おこし協力隊時代から繋がりのある地元の漁師さんからの信頼も厚く、同年代の漁師仲間と助け合いながら、自然の中で働いています。
碧海丸水産での体験は、時期によって漁の内容が変わります。牡蠣の養殖は10月から筏の組み立てや種付けなどの仕事が始まり、収穫・販売は3月頃まで。6-7月は舌平目、8-9月はカニを中心に漁を行い、夏場は特に昼夜逆転した生活になるといいます。
牡蠣漁師の体験がしたい場合は、12月から3月までがおすすめです。牡蠣はお歳暮の贈り物として選ばれることが多いこともあり、12月が特に忙しくなります。
「漁師の仕事は魅力がたくさんありますが、合う合わないもあります。自然相手なので、計画通りにはいかないですし、漁業にもいろいろあるので、自分の目的にあった仕事を選ぶヒントになったらいいですね」
今さんは漁師の仕事を通して、自然という大きな力に身を任せて生きられるようになったといいます。どんな風に暮らして、どんな仕事がしたいかは人それぞれ。あなたの目指す未来に一歩近づく、そんな新しい体験をしてみてください。
今さんは移住前、福岡市で歯科技工士として働いていましたが、長時間労働になることも多く、厳しい側面もあったそう。定年後の人生を考えるうちに、一次産業に興味を持つようになったといいます。
「最初は農業を考えていましたが、設備投資の面で参入のハードルが高いことがわかって。諦めかけていたときに、セミナーで知り合った県の水産課の方から、豊前市で漁師を目指す人向けの地域おこし協力隊があると教えてもらったのが、ここに来たきっかけです」
当時、地域おこし協力隊の募集要項は牡蠣漁師を目指す人。漁業組合の牡蠣事業を引き継ぐことができる体制だったため、ネックだった設備投資も面も少なく済んだそうです。
「私自身、最初から絶対に漁師になる!と決めてきたわけではないですし、興味のあることをやっていく中で見つけてもいいと思います。福岡にもいろいろ制度があるので、うまく利用してもらいたいですね」
大変なことも多いですが、こんなに喜んでもらえる仕事はない、と話す今さん。「碧海丸水産の牡蠣を楽しみにしているお客さんをはじめ、牡蠣のシーズンに働きにきてくれる人たちを通年雇用できるように、今後会社をもっと大きくしていきたい」といいます。
漁師に興味のある方は、ぜひ体験してみてください。
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.お仕事の説明
3.仕事のお手伝い
・牡蠣養殖、販売、舌平目やカニの漁など
※時期・状況によって作業が変わります。
2日目(9:00~17:00)
1.仕事のお手伝い
・牡蠣養殖、販売、舌平目やカニの漁など
※時期・状況によって作業が変わります。
3日目(9:00~15:00)
1.仕事のお手伝い
・牡蠣養殖、販売、舌平目やカニの漁など
※時期・状況によって作業が変わります。
2.体験の感想、質疑応答
最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設
集合場所:福岡県豊前市宇島76-31
参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担