旅人と地域の人々が緩く繋がるゲストハウス
タンガテーブル

企業情報

事業者名 タンガテーブル
住所 福岡県北九州市小倉北区馬借1丁目5-25 ホラヤビル4F
業種 宿泊業
事業内容 ゲストハウス、イベント、コワーキングスペース、会員制シェアキッチン&スペースの運営

北九州市の中心市街地である小倉北区。オフィス街や繁華街が広がり、昼夜問わず多くの人々で賑わう北九州随一のまちです。

北九州の台所として有名な旦過(たんが)市場のそばで、2015年8月にオープンしたのが、ゲストハウス「タンガテーブル」です。

タンガテーブルは、67名も泊まれる大規模ゲストハウス。また、施設内のダイニングスペースを利用し、様々なイベントを開催しています。ワークショップ、音楽ライブ、英会話カフェなど、いずれも宿泊者だけでなく、まちの人たちも参加可能です。

タンガテーブルの立ち上げから携わっている、番頭の西方俊宏さんはこう話します。

「普通の宿泊業ではいけないっていうのは、意識しています。他者と繋がれるというゲストハウスの特徴を出しつつ、具体的にどうやって人と人とを繋げられるか、交流イベントを地域に溶け込ませられるかを考えて、構築していきました」

タンガテーブルでは、毎週2~3回イベントを実施。宿泊者とまちの人たちが入り混じり、交流できる場になっています。

西方さんやスタッフがお客さんたちと話す中で、「この人とあの人を結び付けると、面白いんじゃないか」と思った際には、お客さん同士やまちの方を紹介しているそう。

西方さんたちの声掛けによって、次々とお客さんとの繋がりが生まれていきます。

タンガテーブルを介して、小さなコミュニティができ、これまで30名もの人たちが北九州へ移住。中には、イベントで出会った人同士で結婚されたカップルもおり、その数はなんと6組。

「色んな人との交流が生まれて、繋がれて、価値観を広げられればいいなって。人と緩く繋がるコミュニティがあってもいいんじゃないかなって思っています!」と西方さんは言います。

2020年9月からは、「美食倶楽部」という会員制のシェアキッチン&スペースの運営をスタート。利用者同士が料理をしながら、食事と会話を楽しめる場を提供しています。

様々な目的を持った人たちが集まるタンガテーブル。ゲストハウスとは何か、地域の人たちと繋がるにはどうしたらいいのか、タンガテーブルの取り組みを通じて学びましょう。

今回体験できる内容

今回の体験では、西方さんの元でゲストハウス運営のお手伝いをします。対応方法のレクチャーを受けた後、宿泊部屋やシャワールームなどの掃除、チェックイン対応などの仕事を体験します。

タイミングが合えば、イベント運営や会員制シェアキッチン&スペース「美食倶楽部」の運営に携わることができます。宿泊されている方や地域の人たちの受付対応、片付けなどをしながら、交流の時間を過ごしましょう。

体験期間中は、西方さんと一緒に食事する時間を設けています。西方さんから地域のことや、タンガテーブルへの思い、また、北九州へ移住されてきた方とも関わりがあるため、地域や仕事、移住についてなど様々なお話をおうかがいできます。

タンガテーブルのスタッフや旅人、地域の人たちと一緒に過ごす時間は、忘れることのできない貴重な体験になりそうです。

しごと・くらしの特徴

北九州市で生まれ育った西方さんは、大学卒業後、熊本県の黒川温泉に勤務。結婚を機にUターンしました。

地元に戻った西方さんが感じたのは、地域の人たちが声を上げて行動すれば、まちを変えていけるということ。

「元々、北九州空港には格安航空の飛行機は飛んでなかったんですけど、地域の声が反映されて、タンガテーブルがオープンした2年後にLCCが飛び始めたんです」

LCCの飛行機が就航することで観光客が増加するなど、自分たちの行動の結果が、日常的に目に入ってくる。そんな自己効力感を得られるまちなのだそう。

これは、北九州市というまちがいい意味で「中途半端」だからだと、西方さんは言います。

「田舎まではいかないんですけど、かといって都会でもないところ。色んな人たちとも固くではなく、緩く繋がっていられる。この中途半端さがちょうどいいと思ってます」

中途半端だからこそ抱えている課題もあるものの、自分たちで声を上げ、行動すれば、まちを変えていける。西方さんはそのための極意をご存知なのかもしれません。

今回の体験に参加される方について、
「やりたいことが明確でなくてもいいと思います。自分を奮い立たせて行動しないといけない環境にちょっと疲れてしまったとか、今の環境でやっていく自信がなくなったとか、目的を見失ったとかーーそういうときは地域交流をしてみるのもいいと思うんです。

北九州にはまだ色々な課題がありますからね。その中から興味関心の持てるトピックを選べばいいのかなって。課題に取り組むことで、充実感を味わえるんじゃないかなって思います」と、西方さんは笑顔で言います。

社会の中で自分自身が必要とされていると実感できる。それ程にコンパクトなまちの北九州市。自分自身に何ができるのか、何に興味関心があるのか。この体験を通じて再確認できそうです。

スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.ゲストハウス、イベント運営、「美食倶楽部」の仕事の説明/施設案内
3.ゲストハウスのお手伝い
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.ゲストハウス業務の見学・お手伝い
(タイミングが合えば、イベント運営や「美食倶楽部」の見学・お手伝いもします)
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
1.ゲストハウス業務の見学・お手伝い
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

補足事項

最少催行人数:1名
宿泊場所 :タンガテーブル
集合場所:タンガテーブル|北九州市小倉北区馬借1丁目5-25 ホラヤビル4F

体験経費

参加費:無料
宿泊費:3,000円/泊まで補助あり
食費:自費負担
交通費(自宅~集合場所):自費負担

ページトップ
へ戻る

ふくおかよかとこ移住相談センター

福岡窓口

〒810-0001 福岡市中央区天神1-4-2
エルガーラオフィス12階(福岡県若者就職支援センター内)
TEL・FAX:092-712-2325
営業時間:10:00~18:00(平日) 10:00~17:00(土日祝日)
※年末年始は休業

東京窓口

〒810-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1
東京交通会館8階(ふるさと回帰支援センター内)
TEL・FAX:03-6273-4048
営業時間:10:00~18:00
※月曜、祝日、盆、年末年始は休業

Copyright ©Fukuoka Prefecture All rights reserved.